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10人中7人は外国人から逃げる?!外国人を案内するときの心構え

JLBでは今までに1万人以上の外国人旅行者を案内してきましたが、多くの外国人旅行者から言われることがあります。それは「道に迷った時に日本人に声をかけると、『ソーリー」と言って逃げてしまう」ということです。「10人に声かけたら7〜8人は逃げてしまう」という人もいました。
そんな中で最近外国人旅行者の中でもこの日本の悲しい状況を知る人も増えたからなのか、最初の一言目を「Sumimasen(すみません)!」と日本語で声をかける人が増えてきました。
立ち止まらせることができれば、何かしら助けてくれるだろうという外国人旅行者の知恵の様ですが、日本人としては情けなく、悲しい現実ですよね、、

では、日本人は外国人を助けたくない人が多いのでしょうか?
いえ、そうではありません。多くの人は助けたい気持ちはあるものの、助けられない理由があるのです。
これについて多くの日本人に聞いてみた結果、助けない理由が大きく分けて3つあることがわかりました。
それは、

①英語に自信がない、、

②答えられなかったら、どうしよう、、

③声をかけて、断られたらショック、、

という3つでした。

しかし、この3つは道案内に関して言えば、ほとんど気にする必要がないものです。
では、気にする必要がない理由を一つ一つ説明していきます。

①英語に自信がない、、
多くの人が英語にコンプレックスがあるために、逃げてしまう様です。
受験時になどに勉強して中途半端に英語の知識がある人ほど、この傾向があるようです。
しかし、ある意味悲しいことに、外国人旅行者は日本人が英語がペラペラではないことを知っている人がほとんどです。日本人がペラペラ話すとは誰も思っていないのですが、日本の教育の弊害なのか、完璧な英語を話さないといけないと思っている人がとても多いのです。しかし、実際は気にする必要はないということですね。
また、多くの場合、外国人旅行者は難しいことは聞いてきません。ほとんどの質問が「駅はどこですか?」など簡単な質問です。私たちが活動する渋谷でも聞かれる質問ランキングの1位はハチ公、2位は原宿の行き方です。前に筆者が六本木ヒルズを歩いていると、外国人の家族がいろんな人に声をかけていましたが、誰も止まらずに避けていました。何か変なことでも言ってるのかなと思い近づいてみると「六本木駅はどこですか?」と聞かれました。六本木ヒルズから六本木駅は目の前のエスカレーターを降りるだけです。エスカレーターを指さしたら道案内終了です。グローバルと思われている六本木ヒルズでも多くの人が困っている外国人を助けないのかと悲しくなりました。おそらく多くの人は難しいことを言っているのだと勘違いをして避けているのですが、実際は簡単な質問ばかりなんですよね。英語が苦手だとしても実は対応できることって多いんです。
つまり、道案内では英語よりも気持ちや工夫が大切だということです。

②答えられなかったら、どうしよう、、
「答えを自分が知らなかったらどうしよう、それなら旅行者のためにも他の人に最初から聞いてもらった方がいいよね」という考えです。しかし、他の人もそう考えるために、外国人旅行者はなかなか助けてもらえません。実は答えを自分が知っている必要は全くないんですね。
こういう場合は、以下の3つの方法があります。
・知っていることだけでも教えてあげる
方向など知っていることだけでも教えてあげると旅行者はヒントを得られて助かります。ヒントが得られれば一旦前に進めるからです。
・携帯電話やスマートフォンなどで調べてあげる
日本ではWi-Fi環境がまだまだ整っていないので、外国人旅行者にとっては代わりに調べてくれるだけでもとても助かります。それに日本語ではあるけど、外国語だとない情報もたくさんあるので、外国人にプラスαの情報を提供することができるんです。
・周りの人にサポートをお願いしたり、代わりに聞いてあげる
自分がわからない場合、代わりに周りの日本人に聞いてあげるのも良いでしょう。何度も話している通り、外国人が声をかけても逃げてしまう人が多いので、代わりに「〇〇ってどこですか?」と聞いてあげると外国人はとても喜びますよ。
つまり、旅行者はヒントが得られるだけでも嬉しいんですよね。

③声をかけて、断られたらショック、、
これ意外と多いですよね。助けてあげようと声をかけたら、「No thank you」などど言われてショックを受ける人。留学経験者などである程度英語が話せる人にも見られる傾向です。助けたいけど、迷ってるかわからないから声をかけるのはやめとこうという感じですね。ただ、自分が旅行者の立場になればわかることですが、海外で立ち止まっている時に「大丈夫?困っていないですか?」と声をかけられたら、気にかけてもらえただけでも嬉しいし、その国の印象がよくなりますよね。
ただ、自分から声をかけるときに念頭に置いておいて欲しいことがあります。海外では何か助けた後にチップを要求する人も多いため警戒しているということもあります。日本だと少ないですが(実は海外の文化を利用して道で外国人に声をかけて外国人にチップを求める日本人もいます、、)、海外だと普通にあるんです、なので、声をかけるときはできる限り、笑顔で”怪しくないアピール”(←難しい、、笑)をしてくださいね!断られても気にする必要なし。どんどん声をかけてみてください!

以上3つの理由を一つ一つ説明してみましたが、いかがだったでしょうか?
まずは外国人の人たちの心理や状況を知るというのが大きな一歩ですね。
この記事を読んで、すぐに困っていそうな外国人に声をかけまくるというのは難しいと思いますが、逃げないということはできるのではないでしょうか?
ぜひ、次回外国人旅行者に道を聞かれたら、この記事を思い出して逃げずに立ち止まってあげてください。
多くの人はとても感謝してくれるので、助ける方もとても清々しい気持ちになりますよ。
ぜひ試してみてくださいね!